質問者
今回は、「サジェスト機能」についてお伺いできればと思います。
サジェスト機能は、GoogleやYahooの検索エンジンに単語を入力した際に、
検索エンジン側がこの単語に関連するワードを予測提示してくれる機能のことですよね。
大和田
はい、その通りですね。
質問者
サジェスト機能によって、
「○○株式会社 ブラック」
「○○株式会社 悪評」
などのネガティブなワードが提示されてしまったとき、企業イメージの低下につながる可能性があります。
実際に、それで悩まれている企業担当者もいらっしゃるのですが、
このサジェスト機能とはどんな仕組みでワード選定がされているのでしょうか?
大和田
正確な仕組みは分かりません。
代表的な検索エンジンは日本であればGoogleとYahooです。
この二つの傾向でお話させて頂きます。
Googleの場合には、総合的に判断しサジェストの表示を提示しているように感じます。
Yahooの場合には、数が多い検索ワードをサジェストとして表示しているように感じます。
具体的に説明いたしますと、Yahooの場合は昨日・今日のニュースの話題の情報がサジェストに表示されます。
例えば、芸能人の○○さんが結婚したという話題があれば、その方のお名前のサジェストに「結婚」などのキーワードが出現します。
しかし、Googleの場合には、リアルタイムにサジェストには表示がされません。
質問者
Yahooでは、話題になった情報が優先的に表示されていそうで、
Googleの場合は、今までの情報積み重ねが繁栄されているような印象、、ということでしょうか?
大和田
そうですね。
Googleの場合には、数週間から数か月経過してから表示の変動が現れます。
質問者
これまで、大和田社長が見てこられたネガティブワードで、
数が多かったものや印象に残ったものはありますか?
大和田
数が多いとなると「ブラック」「評判」「掲示板」などと言うキーワードが非常に多く見受けられます。
質問者
「評判」「掲示板」も、その企業のイメージを検索しようという意図が読み取れるワードですね。
「ブラック」はものすごく直球ですね(笑)他にもイメージが悪くなるワードなどはありますか?
大和田
「事件」「事故」「裁判」「苦情」「迷惑」などでしょうか。
それぞれ傾向はあります。
例えば、「ブラック」「評判」「掲示板」などは成長過程で、採用活動を積極的に行っている会社に多く見受けられます。
「事件」「事故」「裁判」などは、実際に何かそのような事態に陥っているまたはそのような過去がある会社です。
「苦情」については、一概に言えないので今回説明からは省きます。
「迷惑」と言うキーワードが出現しやすいのは、個人向けのビジネスをされている会社で
積極的な営業活動をしている会社さんが比較的出現しやすいように感じます。
質問者
企業の傾向によって出現キーワードも偏ってくることがあるのですね。全く想像していませんでした。
もし仮にネガティブなワードが出てきたとき、技術的に対策することも可能でしょうが、
わが身を振り返るきっかけになりそうな気がしてきました。
キーワードが出てこないよう、襟を正すことも大切ですね。
今日もありがとうございました。